鮮魚競り人のブログ

大海水産のお勧め魚

おはようございます
台風5号は、九州地方を強風域ですっぽり覆いながら抜けて行きました
したがって、本日の熊本鮮魚市場の入荷は、かなり少なめとなっております
そんななか、本日のお勧めは
養殖鰻であります
国産の天然物も入荷しておりますが、若干量が出回っている程度で、なかなか手に入りづらい状況です
実際、養殖物も天然の稚魚(シラス)を漁獲して養殖するのですが、昨年と一昨年が不漁で、養殖物はかなり少ないのが現状です
現在、ウナギの稚魚の人工ふ化に成功し、ウナギの生態も研究されておりますが、実用化するまでは、まだまだ時間がかかりそうです
今年は土用の丑の日が7月21日で、丑の日を控え、各小売りさんは、ウナギの売場を拡げて来る頃となりました
国産は、熊本、鹿児島、宮崎などから、入荷してます

熊本県産

宮崎県産手焼き

宮崎県産機械焼き
他に、台湾や中国などからも輸入されています
国産と台湾はジャポニカ種で、中国はヨーロッパが原産のアンギラ種となっており、見た目も種類も違います
一番の違いは、アンギラ種はジャポニカ種に比べて横幅が広く、寸が短いのが大きな違いです
江戸時代、平賀源内が滋養に良いとされるウナギの販売を、土用の丑の日と絡めたことから、始まった鰻の日
鰻の旬は秋ですが、栄養価の高いウナギを暑い夏に食べることで、夏バテを防ぐことが目的のようです
今年のウナギの価格は、高めではありますが、年に一度の土用の丑の日、是非ご賞味下さい
同じように長い物で、旬を迎えているのがアナゴです
アナゴについては、また後日
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2011年06月27日

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